| 5. 花粉症を何とかしたい! <<自己対策編>> 花粉症は鼻や目の粘膜に花粉が付着することによって起こるため、その花粉を吸い込まないようにしてしまえば症状は出なくなります。また、花粉の侵入を完全にシャットアウトできなくても、できるだけ接触する花粉を少なくすることで症状を抑えることができます。 以下に代表的な花粉症対策を紹介していきます。 ■花粉そのものを遠ざける 花粉症シーズンにおいて、風の強い快晴の日は特に花粉が多く飛びますので、できるだけ外出を控えた方がいいでしょう。どうしても外出しなければならない時は、花粉が付着しにくいすべすべした素材の洋服を選び、帰宅時には洋服やカバンについた花粉を払って部屋に入り、花粉を極力中へ持ち込まないようにします。外出前に花粉情報をチェックするのもいいでしょう。 また、ドアや窓をできるだけ閉めるようにしたり、部屋の中に空気清浄器や加湿器を置いたり、床をモップや雑巾でこまめに拭き取ったりすることも効果的です。 さらに、洗濯物は部屋干しするようにして花粉が付着しないように注意します。 ■マスクをつける 花粉症対策としてのマスク着用は、先に説明したインフルエンザウイルス対策とほぼ共通していますので、ここでの説明は割愛します。市販されているマスクのパッケージを見れば、どの程度花粉をブロックしてくれるかどうかがすぐわかりますし、中には高い機能を兼ね備えているものもあるようです。 なお、スギ花粉とベビーパウダーは粒子の大きさが同じなので、愛用しているマスクがパウダーを通すかどうか一度試してみるのも面白いかもしれません。 ■ゴーグル、眼鏡をかける 専用のゴーグルは花粉の侵入を防ぐのに適していますし、最近は一目見ただけではそれとわからないようなオシャレなものもありますので、試してみてはいかがでしょうか。 また、ただの眼鏡でも効果があります。特に、普段コンタクトレンズを使用している人は、レンズ自体に花粉が付着しひどい結膜炎を起こす可能性もありますので、シーズン中だけでも眼鏡に切り替えた方がいいでしょう。どうしてもコンタクトレンズを使用しなければならない場合は、使い捨てレンズを使った方が結膜炎などのリスクを低減することができます。その他不安がある人は、かかりつけの眼科医に相談するようにして下さい。 ■点眼薬、点鼻薬を使う はじめに注意事項として、花粉症用の点眼薬にはコンタクトレンズをしたまま使用できるものもありますが、そうでない場合には必ずコンタクトレンズを外してから点眼し、5~10分ほど経ってから装着するようにして下さい。 薬局やドラッグストアで売られている花粉症用点眼薬は種類が豊富で、選ぶのに苦労されている人も多いでしょう。「目を取り出して丸洗いしたいほどのかゆみ」を抑えてくれる点眼薬、そして最近になって利用者が増えている点鼻薬には、以下のような成分が含有されています。 ①クロモグリク酸ナトリウム(点眼) ・アレルギー症状を引き起こす誘発物質※の放出を抑制 ・抗アレルギー作用により目のかゆみや充血などを緩和 ※誘発物質…ヒスタミンやロイコトリエンなど ②マレイン酸クロルフェニラミン(点眼、点鼻) ・アレルギー症状を引き起こす誘発物質の働きを抑制 ・抗ヒスタミン作用により目のかゆみや炎症などを緩和 ③グリチルリチン酸ジカリウム(点眼、点鼻) ・抗炎症作用と抗アレルギー作用により炎症やアレルギー反応を鎮める ④塩酸テトラヒドロゾリン(点眼) ・結膜(白目)部分の充血を抑え、目の赤みを緩和 ⑤塩酸ナファゾリン、硝酸テトラヒドロゾリン、塩酸テトリゾリン、塩酸フェニレフリン (点鼻) ・鼻の粘膜の炎症を鎮め、鼻づまりを緩和 ・含有されているのはどれか1種類 ⑥塩酸ベンゼトニウム、塩酸ベンザルコニウム(点鼻) ・殺菌消毒作用があり、鼻の中の細菌を殺して感染を防ぐ ・効能・効果に副鼻腔炎と書かれているものに含有されている ⑦塩酸リドカイン、リドカイン(点鼻) ・痛みやかゆみを鎮めるための局所麻酔剤 | 初めて購入する場合は、できるだけ薬剤師に相談し一緒に選んでもらう方がいいでしょう。そして数週間使っても効果が見られなかったり、症状が悪化しているように感じたりしたら、薬剤師に相談するか、または医療機関を受診するようにして下さい。 特に点鼻薬については、1日に何度も使っていると、副作用で粘膜が充血したり、副鼻腔炎を起こしたりすることもありますので、用法・用量を守って正しく使うようにしましょう。 ■洗う 外出先から帰ったら、付着した花粉を洗い流すために顔を洗いましょう。特に鼻の下や目の周りは意識して入念に洗います。 もし可能であれば、鼻や目を直接洗うのもお勧めです。 鼻の場合は、専用の鼻洗浄液が市販されていますが、少々刺激が強く人によっては痛くて使えないかもしれません。 目の場合は、カップに洗浄液を入れその中でまばたきをして洗うものがよく知られていますが、事前に目の周りに付いた花粉を洗い流してから使用するようにしましょう。また、人工涙液を使用する場合は防腐剤の含有有無を確認し、もし入っている場合はむやみに多用するのは避けるようにして下さい。水道水でも洗浄できますが、これも安全性の面から何度も洗うのは避けた方が良さそうです。 <<医療機関編>> 花粉症に悩んでいる人が切望しているのは完治です。 しかし残念なことに、完全に花粉症が治るという方法はまだ発見されていません。 現段階で行われている花粉症対策を、西洋医学と東洋医学の2つの側面から紹介していきましょう。どの方法も全ての人に効力を発揮するとは言い切れませんが、あなたに合った方法が見つかるかもしれません。 ■西洋医学的方法 ①減感作療法 感作というのはあまり聞きなれない言葉ですが、人体がアレルゲンに反応することを指します。減感作療法というのは、簡単に言うとアレルゲンとなる花粉に体を慣れさせ、過剰反応しないようにする治療法で、特異的IgE抗体数の減少、誘発物質の出現抑制などによってアレルギー反応が起こらなくなるものです。 具体的な方法としては、原因となっている花粉から抽出したエキスを皮下に注射します。 初めは低濃度からスタートして徐々に濃度を高くし、ある程度の濃度を維持量として設定します。それから症状が改善するまでおおよそ3~5年間、注射を継続していきます。注射の頻度は、維持量が決まるまでは週1~2回、その後は月に1~2回となります。 濃度を高くしていく段階では、必ず副作用が出ていないことが確認されます。副作用には、注射した部位のかゆみや痛み、腫れなどの局所症状の他、まれに全身にかゆみやじんましんが出る全身性のショック状態になるなど重い副作用が出ることもありますので、治療は細心の注意を払って行われます。 最近では、痛みを伴う注射ではなく舌下に含ませるという方法も研究されていますが、今はまだ免疫療法を専門にしている少数の大学病院でしか実施されていません。 ②鼻粘膜レーザー焼灼法 鼻粘膜レーザー焼灼法は、数多くある花粉症の治療法の中でも高い効果と持続性が期待でき、今後さらに普及していくだろうと言われている方法です。これは簡単な麻酔を施してからアレルギー反応を起こす鼻の粘膜を弱めのレーザー光で焼いてしまうもので、出血や痛みなどの身体への負担がほとんどなく、所要時間も10~20分程度とかなり短くて済みます。術後は経過と効果を確認するための通院が必要ですが、よほどのことがない限り入院は必要ありません。さらに、レーザー治療自体への危険性や副作用はなく、保険が適用されるため費用は5000~6000円が相場(病院によって異なる)となっています。 また、手術を受けた人の4人に3人は効果を実感していて、その効果は個人差があるものの多くの場合1~2年は続くようです。花粉症の症状の中でも特に鼻づまりがひどい人、病気や妊娠などで薬を服用できない人には、レーザー焼灼法が効果的と言えそうです。 デメリットとしては、鼻の粘膜にしか使えないこと、持続時間がはっきりしていないこと、いずれ鼻の粘膜が再生して症状が再発してしまうことなどが挙げられます。 レーザー治療は症状が出始める前に受けると最大限の効果を上げることができますので、施術はシーズン前に検討してみて下さい。また、実績のある専門医を選ぶことも重要なポイントの一つです。 ③投薬 ○症状出現前に飲む薬 花粉が飛散する時期を予測し、それよりも1ヶ月ほど前に服用するのが抗アレルギー剤で、予防的な役割を果たします。なぜ事前に服用しなければならないのかと言うと、薬の効果が出るのに早くて1週間、遅い場合は4週間もかかるためです。 また、このタイプの薬は症状を抑えているだけで、花粉症そのものを治すわけではないため、花粉が飛散している間は飲み続けなければならない場合が多く、勝手に服用を止めることもできません。 [タイプ1:ケミカルメディエーター遊離抑制剤] 効果出現 | 早くて2~3週間 | 特徴 | 長期服用により徐々に症状が改善、若干効果が弱い | 副作用 | しばしば眠気を起こし、人によっては強力な眠気を催す 胎児に奇形発生の可能性あり 一部の薬で頻尿、血尿、黄疸、けいれんなどを起こすことがある | [タイプ2:ヒスタミンH1拮抗剤(第二世代抗ヒスタミン剤)] 効果出現 | 1~2週間程度 | 特徴 | ケミカルメディエーター遊離抑制剤と比べて効果が高い | 副作用 | 眠気、口の渇きがあるが、他と比べてかなり少ない まれに心臓機能障害、腎臓障害、肝臓障害を起こす 全身倦怠感、動悸、息切れ、むくみ、黄疸、発熱などの場合は 医師に相談 同時服用できない抗生物質や胃薬があるので注意 アルコールと一緒に飲むと副作用が出やすい シーズン中は飲み続けることが必要 | [タイプ3:ロイコトリエン阻害剤(オノン)] 効果出現 | 2~4週間 | 特徴 | 鼻粘膜のむくみや炎症を抑え、鼻づまりに効く 咳や痰などにも効果あり眠気が全く起こらない 妊娠中の人でもほぼ安心して服用できる | 副作用 | ごくまれに血圧低下、呼吸困難 | ○症状出現中に飲む薬 花粉症の症状が出てから医療機関を訪れた場合、処方されるのは主に第一世代抗ヒスタミン剤やステロイド剤ですが、症状によっては他のものが処方される場合もあります。 [タイプ1:第一世代抗ヒスタミン剤] 効果出現 | 数時間 | 特徴 | 市販されている鼻炎薬に多く使用されている 安定剤や鎮痛剤、アルコールとの同時摂取で副作用が強くなる場合あり 妊娠中は服用禁忌 | 副作用 | 眠気、口の渇き、全身倦怠感 緑内障や前立腺肥大症の悪化 長期間の服用でまれに白血球減少、激しい筋肉痛、けいれん | [タイプ2:局所ステロイド剤] 特徴 | 非常に強い炎症抑制効果 点鼻、点眼用の局所ステロイド剤は全身性の副作用が出にくい 用量・用法を正しく守り使い過ぎないようにする 重症患者への最終手段として1~2週間を限度に処方 勝手に服用を中止するとかえって症状が悪化する恐れあり | 副作用 | 粘膜の免疫低下による角膜ヘルペスや副鼻腔炎 無臭覚症、ステロイド緑内障 | [タイプ3:その他] ・抗アレルギー剤の点鼻、点眼薬 ・血管収縮剤の点鼻薬--->重症の鼻づまりに対し処方 即効性があり約15分で鼻づまりがとれるが、持続時間は3時間程 多用すると徐々に効かなくなる、さらに習慣性あり 最近ではほとんど使用されていない ・局所性抗コリン剤--->重症の鼻水に対し処方 即効性があり約20分で鼻水が止まるが、持続時間は4時間程 緑内障や前立腺肥大症の人は使用禁忌 ■東洋医学的方法 ①食事 医食同源という言葉があるように、医療(=病気)と食事には非常に深い関係があります。 そのため、悪い食生活が花粉症をはじめとするアレルギー体質を作り出しているのではないかという人もいます。 その根拠の1つは戦後に起こった食事の欧米化です。欧米食はおいしくて栄養があったのでまたたく間に広がっていきましたが、実は動物性脂質や食品添加物が多く含まれていたり、農薬に汚染されていたりという重大な問題を抱えていました。そしてもう1つは、食べ慣れた日本食とは全く異なったものを体内に取り込むことによる体へのストレスです。そういった様々な要因が重なって、今まであまり存在しなかったアレルギー体質を増やしたのではないかというのです。 実際に花粉症やアトピー性皮膚炎に悩んでいる人の食生活を検証してみると、次のような良くない傾向が見られます。 ・白砂糖や冷たいものの摂り過ぎ ・栄養の偏りと食物繊維の不足 ・インスタント食品やファーストフードの食べ過ぎ ・保存料や防腐剤などの食品添加物の摂り過ぎ ・旬を無視した食材の多用 思い当たることはありませんか? もしかすると、その食生活がアナタを苦しめている元凶かもしれません。 最近では農業技術の向上や交通網の発達、そして冷凍食品の普及などにより、旬という感覚が薄れてきました。しかし、食材というのは自然の中で手に入る旬の時期に消費するのが一番体にいいと言われています。なぜなら、旬の食材は栄養価が高く、味もいいからです。季節に合った食材を探して積極的に食卓へ取り入れてみましょう。 春 | キャベツ、いんげん、じゃがいも、たけのこ、にら、みつば、うど、ふき、せり、よもぎ、たんぽぽ、など | 夏 | トマト、きゅうり、玉ねぎ、なす、かぼちゃ、ピーマン、枝豆、オクラ、梅干、しそ、らっきょう、しょうが、など | 秋 | 人参、れんこん、ごぼう、ほうれん草、椎茸、里芋、山芋、かぶ、ごま、菊、など | 冬 | 大根、白菜、小松菜、春菊、カリフラワー、えのき、こんにゃく、あさつき、など | また、東洋医学では、あらゆる食べ物を熱、温、涼、寒、平5つのグループに分類しています。 | 熱 | 体を温める | 羊肉、胡椒、唐辛子、山椒 | | 温 | 牛肉、鶏肉、レバー あじ、いわし、鮭、さば、ぶり、えび 人参、玉ねぎ、かぼちゃ、ピーマン、白菜、かぶ、ねぎ しそ、パセリ、にんにく、しょうが | | 涼 | 体を冷やす | 豆腐、こんにゃく、レタス、大根 しょうゆ、白砂糖、コーヒー、お茶 | | 寒 | あさり、しじみ、はまぐり、牡蠣、昆布、海苔、ひじき トマト、なす、ほうれん草、きゅうり、ごぼう、柿、バナナ、梨、塩 | | 平 | どちらでもない | 米、豚肉、鶏卵、牛乳、 鰹、にしん、いか キャベツ、ブロッコリー、椎茸、春菊、とうもろこし、いも類 いちご、ぶどう、りんご ごま、落花生、黒砂糖、はちみつ | このグループ分けは食材の組み合わせによって変化します。そのため、例えば、冷たい魚介類を生で食べる時は体を温めるネギやしょうがなどの薬味を使うなど、調味料や薬味、食べ合わせを工夫し「熱」や「温」を心掛けることによって、花粉症に良くない冷えを遠ざけることができるのです。 食事は毎日のことなので、ぜひ無理のない程度に気を配ってみて下さい。 ②漢方薬 花粉症は、漢方的な言い方をすると「体内の水分代謝異常(水毒症)に基づく病態」と呼びます。これは、水分が体の一部分に停滞していてバランスが取れていない状態を指し、多くの場合は冷えを伴います。人間の体の60%は水分が占めているため、水毒症は様々な弊害をもたらすのです。 漢方療法は特定の部位にのみ作用するというよりも、体全体に働きかけて体質を改善していきます。そのため、思わぬ好影響に喜ぶことも多いと言われています。ただし、使用する際には、自分の体質に合ったものを吟味することと、短い期間での効果を期待しないこと、この2点を忘れてはなりません。 ○症状緩和型漢方 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) ・水様性の鼻水や涙、目の充血に効果あり ・若干の胃腸障害が出る場合あり ・余分な水分を体外に排出する ・花粉症用の漢方の中で最もポピュラーとされている 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう) ・頓服すると5~10分で鼻水に効果が出る ・炎症を抑える作用が強い ・新陳代謝を促進する作用あり ・虚弱体質や冷え性の人の花粉症対策に使われる 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう) ・咳や痰を取る ・効果が出るのが少し遅い ・胃腸が非常に弱い人に向いている 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう) ・鼻づまりを取る ・慢性鼻炎のような症状に効果あり ○体質改善型漢方 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) ・水様性の鼻水に効果あり ・月経困難症、不妊症、気管支喘息にも効く ・極端に胃腸が弱い人には下痢や食欲不振の恐れあり 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) ・やや粘度のある鼻水に効果的 ・体が弱い人を除いた女性に多く用いられる ・子宮筋腫、不妊症、月経不順に効く ・じんましん、糖尿病、慢性肝炎にも効果あり ・妊娠中は使用禁忌 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) ・鼻水、くしゃみ、鼻や目のかゆみによく効く ・慢性の胃炎、膵炎および自律神経失調症にも効く ・炎症を抑えつつ免疫力を高める 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) ・鼻づまりで鼻や目のかゆみが強い人に向いている ・アレルゲンに対する抵抗力をつけることで花粉症を改善する ③お茶 お茶にはカテキン類(タンニン)やビタミンC、ポリフェノール、テアニン(アミノ酸)など様々な成分が含まれています。個人差が大きいので断言はできませんが、多くの茶葉に共通して含まれているカテキンにはアレルギー抑制作用があると言われています。 ○甜茶(てんちゃ) 花粉症に効果があるとされている甜茶は、中国南部の山岳地帯に自生するバラ科キイチゴ属の葉を煮出した甘みのあるお茶です。甜とは「甘い」という意味で、中国では古くから食欲増進や咳止め、解熱に効果があるということで愛用されてきました。 日本で注目されるようになったのは、甜茶に含まれているGODポリフェノールが花粉症や鼻アレルギーの症状を緩和するとマスコミで取り上げられてからです。鼻水、くしゃみ、かゆみを誘発するヒスタミンの放出や炎症を抑える作用があるとされています。 甜茶のメリットは、副作用がないので妊娠中や授乳中でも安心して飲めること、天然の甘味成分だということ、携帯に便利なサプリメントタイプやキャンディタイプもあるので継続しやすいことなどが挙げられます。 厚生労働省が行ったアンケートでは、約14%の人が甜茶の花粉症治療への効果を感じたそうです。ちなみに、効果を感じなかった人は51%、わからない人は35%でした。 味に多少クセがありますが、飲み続けているうちに徐々に慣れていくようです。花粉症の予防には、花粉症シーズンの1ヶ月ほど前に飲み始めるといいでしょう。 ○グァバ茶 グァバはバンザクロやバンジロウとも呼ばれるフトモモ科の常緑小高木です。原産は熱帯アメリカで、今では熱帯や亜熱帯(日本では沖縄や九州南部)で栽培されています。 葉にはビタミンB群やタンニンなどが、そして果実にはビタミンA、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどが含まれていて非常に栄養価が高く、花粉症の予防に効果があると言われています。 ○べにふうき緑茶 アッサム系とダージリン系の紅茶を組み合わせて作られたお茶です。 カテキン含有量が多く、特にメチル化カテキンを豊富に含んでいます。このメチル化カテキンは花粉とIgE抗体が合体するのを阻害し、ヒスタミンの放出を抑制することによって抗アレルギー効果があるとされています。 前のページへ ▲ページ上部へ |