ホーム ◆不織布について

天然繊維と化学繊維について
不織布の特徴
不織布の用途
不織布と環境問題
これからの不織布について


1.天然繊維と化学繊維について

私たちの身の周りには、多くの繊維製品があります。

・衣服、靴などの衣料品 ・花粉症のための不織布マスク
・カーペットなどの建築用素材 ・自動車の内装
・紙おむつなどの医療品  

これらの中で、繊維は天然繊維化学繊維との二つの種類に分けることが出来ます。
特に化学繊維は日々進化しています。その開発は目ざましいものがあります。

そこでまず、主な天然繊維の特徴を考えてみましょう。

●羊毛(ウール) 表面では水をはじき、内部では水分を吸収しやすい性質があります。しわになりにくい性質があります。虫に食われやすいため、保存には不適です。
●絹 蚕から生糸を採取して作られます。光沢があり、保湿に富みます。水に弱く、日に当たると変色しやすい性質があります。
●綿 綿花から糸を紡いで作られます。洗濯に強く、丈夫です。吸湿性、吸汗性に優れています。
●麻 植物の麻から作られます。肌触りがよく、吸汗性に優れています。天然繊維の中では一番の強度を持っています。

これらの天然繊維は、糸を紡ぎ、織りや編みの行程を経て布に仕立てられていきます。

次に主な化学繊維の特徴を考えてみましょう。

●レーヨン 吸湿性、吸汗性に優れています。濡れるとしわになりやすい性質があります。洗濯すると縮みやすくなります。
●ナイロン 強度に優れ、水にぬれても問題がありません。
●ポリエステル 化学繊維の代表的なものです。安価で作ることが可能です。
●ポリウレタン 伸びが良く、水着などに用いられています。
●ポリプロピレン 水に浮く軽い繊維です。耐熱性が低いため、衣料品以外の製品に使用されています。

これらの化学繊維は、繊維をそのままシート状にして布を作っていきます。
織りや編みの行程は省略されます。そこから不織布ともいわれています。

不織布は天然繊維本来の性能に加え、用途に応じた付加機能を持たせることが可能です。
日本では技術の開発が進み、高機能の不織布が生まれています。

これから不織布が私たちの生活の中でどのように用いられているか、考えていきましょう。

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2.不織布の特徴

私たちの身の周りには、不織布で出来た製品がたくさんあります。
ここではまず不織布の特徴について考えてみましょう。

【長 所】


通気性に優れています。
その他に、ろ過性、保湿性、抗菌、防臭、などに優れています。
それぞれの用途に応じた機能を持たせることが可能です。

さまざまな繊維が開発されています。その例をあげてみましょう。

◎ 紫外線、電磁波を遮断する繊維の開発
いずれも人の肌に有害な物質です。
それに対して紫外線遮蔽繊維や、電磁波遮蔽繊維が開発されています。

◎ ストレッチ素材の開発
体の動きに合わせて伸縮することが出来ます。
運動服や水着、ストッキングなどに利用されています。

◎ 抗菌防臭繊維の開発
生活の中での悪臭を消す機能がある繊維が開発されています。
臭気を分解し、化学変化を起こすことが出来る機能を持っています。
寝具、トイレ用品、衛生材料に利用されています。

◎ 花粉を抑える素材の開発
花粉がつきにくく、花粉の働きを少なくすることが出来る繊維が開発されています。

◎ 燃えにくい繊維の開発
火がついても燃えにくい性能を持った繊維が開発されています。
劇場などの防炎カーテン、防火カーペットなどに利用されています。
消防服、作業服などにも利用されています。

◎ 静電気が起きにくい繊維の開発
冬場の静電気が起きにくい繊維が開発されています。
クリーンルームなどの作業着に利用されています。


【短 所】

織物よりも耐久性が低くなっています。
何度も繰り返して使用するのには不適です。したがって、洗濯に向いていません。
効果効能の有効期間には、限度があります。
使用状況によりますが、約6ヵ月が一つの目安になっています。

透明なものを作ることが難しいといわれます。

不織布は織りや編みの行程が省略されるため、織布に比べて安価で生産することが可能です。
そのため、労働力や設備コストの負担も少なくて済みます。

また、材料の繊維はどんなものでも使うことが出来ます。
そのため柔らかいもの、硬いもの、厚いもの、薄いものなどといった多様な材質のものを作り出すことが出来るのです。


さて、不織布はどのような製品に加工されているのでしょうか?
私たちの身の回りでどのように用いられているのでしょうか?それを考えていきたいと思います。

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3.不織布の用途

不織布の使い道について考えてみましょう。不織布は織らない布とも呼ばれています。
繊維を織る、編むといった行程がないからです。
そのために早く大量に生産することが可能になります。

例えば、 
・ウエットティッシュ ・おしぼり ・不織布マスク
・CD・DVDの収納ケース ・浴槽のスポンジ ・靴の中敷き

など、身の回りにある製品に用いられています。

また、不織布は安価で生産する事が可能です。
そのため、使い捨てがきく商品に用いられることが多いのです。

これらの製品のなかから特に、不織布マスクの利用について考えてみましょう。

① 春先になると、多くの人は花粉症対策が必要になります。
そのために不織布マスクは必需品です。

②インフルエンザの予防のためにはマスクが有効とされています。
厚生労働省は、1人25枚ほどの不織布マスクを備蓄しておくことを推奨しています。

③不織布マスクは布製マスクのように洗濯して再使用することはできません。
しかし布製マスクを用いるよりも安くつき、衛生的でもあります。
また、防塵性能が布製マスクよりも高いといわれています。

このようにマスクは利用度が高く、生活に密着した商品と言えるでしょう。


そこで、不織布マスクを広告・販促に用いるのはいかがでしょうか。
これを街頭で配布すれば、受け取り率も期待できます。

最近ではポケットティッシュの代わりに、広告用マスク、販促用マスク、ノベルティー用のマスクといったものが街で無料配布されてきています。

これらのマスクは不織布が原料となっているものがほとんどです。
花粉症や風邪、インフルエンザ対策にも有効ですので受け取りをお勧めすることが出来ます。

受け取った方にもきっと喜ばれるでしょう。

また、効果的に用いるためのアイデアとして、次のような工夫も考えられます。

 

①マスクと保湿性ティッシュをセットにして配布する。
より高い受け取り率が期待できるでしょう。

②マスクの袋にラベルを巻くと両面に広告を載せることが出来ます。
メール便でそのまま送れるため、DMとしても使用することが可能です。

③箱に詰めてギフト用に使用する。
一つの箱の6面全てに印刷をすると、広告範囲も広くとれます。インパクトも大きいと思われます。

他にも、キャラクターや和柄などをデザインにした不織布マスクも増えています。
さまざまなアプローチが期待できる分野です。
ぜひ、不織布マスクを取り入れて、販促活動を効果的に行っていきましょう。

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4.不織布と環境問題

近年、環境問題が大きな話題となっています。
特に地球温暖化対策に対しての取り組みが求められています。

ごみの焼却で発生するダイオキシンへの対策は重要です。塩素系の製品を燃やすことによって発生するからです。焼却された後は、どうなっていくのでしょうか。

● 金属類・・・・・環境に戻ります。
● 植物・木材・・・自然に還ります。
● プラスチック(化学繊維)・・・分解されず、残ってしまいます。
太陽光線を浴びると有害な物質を発生してしまうのです。

そこで企業などでは、環境問題に対してのさまざまなアプローチが進められています。
その取り組みを挙げてみましょう。

① リサイクルを取り組み始めた。ペットボトルの再利用が進められています。

② 天然繊維を利用した新しい繊維の開発

●バナナ繊維
 バナナの収穫後の茎から作られます。吸水性に優れ、つやがあります。

●月桃繊維
 沖縄に自生する月桃の茎から作られます。こしがあり、乾きやすい性能があります。

●竹繊維
 竹を原料にして作られる繊維です。

③ 新しい化学繊維の開発
ポリ乳酸繊維とよばれる合成繊維は、土に還る繊維とも呼ばれています。土中で微生物によって分解されるためです。原料はトウモロコシやサトウキビなどです。
強度はポリエステルと同じぐらいの性能を持っています。衣類や農業用ネットなどに用いられています。

④ クールビズ・ウォームビズに対応できる素材の開発
近年、オフィスでの省エネ対策の取り組みが進められています。
夏は涼しく、冬は暖かいという素材の開発が求められています。

【涼しい素材】
麻やレーヨン、キュプラなどが優れています。繊維の中に水分を多く含み、熱伝導率が高い繊維が求められています。夏の冷房が28℃でも快適に過ごせることが条件です。

【暖かい素材】
羊毛、綿、ポリエステルなどが優れています。軽量でかさ高い性能が求められます。
冬の暖房が20℃でも快適に過ごせることが条件です。

 
また、不織布の材料は種類を選ぶことがありません。木材は、良質なものでなくとも材料になります。
製材で使われない端切れや曲がったものなどで十分なのです。
これは、木材資源の有効利用にもなります。

低コストで環境にもやさしく、現代社会のニーズに応えた不織布をこれからも利用していきましょう。

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5.これからの不織布について

 安全で快適な暮らしを支えるために、繊維は日々開発が進められています。

 私たちの暮らしの中でどのような繊維が求められているのでしょうか。
また、未来の繊維に対してどのような想いを持っているのか考えてみましょう。

① 環境の変化に対応できる繊維
気温に対して衣服内の温度を調節することが求められています。
温度を調節できる衣服の開発が進められています。
また、皮膚への刺激を調節する繊維が開発されています。
運動後の汗など水分に対して繊維が伸びることができます。
これによってべとつき感を軽減し、通気性を高めることが出来るのです。
 
② 低温やけどの予防が出来る繊維
暖房器具を長時間使用することによって、低温やけどがおこることがあります。
体温の調節が難しい高齢者によく起こりがちです。
高齢化社会の中ではそのような場合の対応も求められるでしょう。
温度の変化が可視できる素材の開発が望まれています。

③ 作業服に使用できる繊維の開発
作業服の開発が望まれています。
小型コンピューターと作業着を組み合わせるスマート作業着があれば、作業員の安全を確保出来ます。
また、作業を効率的に行うことが可能です。

④ 透明感を持つ繊維の開発
不織布は透明なものを作ることが難しいといわれます。近年では透明感のある糸が開発されています。その布を使って人を透明に見せることが可能になっています。
女性のストッキングなどに対応することは有益ですが、軍事目的など適さない利用方法も多いと思われています。

⑤ 生物の特徴を応用した繊維
クモの糸は天然の絹よりも強度があるため、それを応用したスパイダーシルクの開発が進められています。
モミの実やヤモリの足裏の特性を活かし、より強度のあるファスナーや粘着テープの開発が進められています。

⑥ 宇宙開発に利用できる繊維
軽量で強いカーボンナノチューブという繊維が開発されました。
これを利用して、地上と宇宙ステーションを結ぶ宇宙エレベーターを作るという構想が進められています。

今後、不織布が伸びていく市場は情報、医療、環境整備などの分野が考えられます。
不織布はさまざまな産業の基盤ともなります。これからも、環境に配慮した有効利用が求められていくでしょう。
また、これまで後進国とされてきた国や地域での需要が高まっていくことも考えられます。

不織布が持つ可能性を活かし、事業に取り入れることが重要となるでしょう。
これからのビジネスチャンスをのがさない秘訣と言えるかもしれません。

ぜひ、不織布を有効活用していきましょう。

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