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企業のセキュリティマネジメントとは?
ある金融関係のオフィスでは、地震の時、パソコンには幸い大きな被害はなく、また火災にもならなかったのですが、書類がたくさん入っていたキャビネットが軒並み倒れて扉が開き、オフィスは一面書類が散乱。そこに天井のスプリンクラーが誤作動して、ほとんどすべての書類が水浸しになってしまいました...。
ある工場では、組み立てラインの工程や部品の棚をすべてキャスターのついたワゴンに乗せていたおかげで、阪神大震災の大きな揺れでもほとんど被害がなかったそうです。キャスターがついたワゴンは工場の床を動き回り、順序はむちゃくちゃになっていましたが、壊れたものはほとんどありません。
これはどちらも「偶然」でしたが、災害に強い会社もあれば、弱い会社もあるのです。事前に対策を立てて強い会社になっていれば、いざ大災害が発生しても、翌日からすぐにフル稼働して、復旧することができるのです。
企業にとっては、犯罪への対処も必要です。最近は重機で乗りつけ、壁を破って重い金庫ごと盗っていってしまうような乱暴な手口が目立ち、少々鍵をつけてもあんしんできない時代となりました。まずは、企業のセキュリティマネジメント全体を考えてみましょう。
企業のセキュリティマネジメントは、まず、次の側面に分けて考えます。
1)防犯
●犯罪を未然に防ぐ
●犯罪が起こった時に被害を少なく抑える
●犯罪からの立ち直りを早くする
2)防災
●災害が起こった時、被害が少ないようにする
●災害時に素早く復旧する
●災害時の社員の安全を守る
3)情報
●情報漏洩を防ぐ
●情報損壊を防ぐ
●情報トラブル時の対応を素早く行なう
次のページから、それぞれの状況について見ていきましょう。






